本作を手掛けたのはTVアニメ『宝石の国』や『BEASTARS』の制作をはじめ、様々な劇場作品やOVA作品にも参加しているアニメ制作会社“オレンジ”だ。今回は同社のスタッフで『Spin-off!』の制作プロデューサーとして参加している安藤次郎さんにインタビューを敢行。制作の経緯や、裏話、発表後の反響などを伺った。
「どう捉えるかというのは観ている人次第かなと思ってるんです」
――安藤さんが今回の作品に関わる事になった経緯を教えてください。
安藤次郎さん(以下、安藤):弊社にバンダイナムコエンターテインメント(以下、BNE)さんから、音楽ベースの劇中劇みたいなものを作っていただきたいというお話があったんです。企画として3つほどテーマが上がりまして、僕が関わる事になったのはその中からこの企画で行こうと決まったところからですね。
――企画に携わる事になった時にはどう思いましたか?
安藤:『アイドルマスター シンデレラガールズ』というコンテンツはもちろん知っていたのですが、僕自身は “765プロオールスターズ”の13人で止まっていまして。まずは基礎的な知識を入れなければと、TVアニメの『アイドルマスター シンデレラガールズ』を観るところから始めました。
――ゲームの方も?
安藤:そうですね。まず自分が作品に興味を持つには“シンデレラガールズ”でも担当アイドルを見つけるところからということで、僕は仙台出身なので“早坂美玲”推しになりました。
――改めて作品の事を伺いたいと思いますが、まずあの世界観はどういったものなのか?制作側が考えている設定みたいなものが聞ければと思います。
安藤:なんとなく皆さんわかっていると思うんですが、現実とは違う別の世界です。“マスター”っていう別の存在がいて、あの5人はその人が管理する世界に存在しているわけです。そして、“チトセ”以外の4人は自分の意志でマスターの管理を抜け出していて、チトセを管理されている状況から解放したいと思っている。
――面白いですね。いわゆるメタ構造になっているんですね。
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