株式会社 BXD の株式取得による完全子会社化のお知らせ~HTML5 に留まらない IP の盛り上げを当社と共に実現~
株式会社バンダイナムコエンターテインメント(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮河恭夫)は、株式会社ドリコム(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:内藤裕紀、以下ドリコム社)との共同出資により設立した、株式会社 BXD(本社:東京都港区、代表取締役社長:手塚晃司、以下 BXD 社)のドリコム社保有株式の全部を取得することを、本日付けで決定いたしましたので、お知らせいたします。
BXD 社は HTML5 を中核とする技術を活用したオンラインゲーム及び配信するプラットフォーム「enza」の開発・運営等を行っており、タイトル毎に HTML5 ならではの様々なアプローチを行っております。
当社並びに BXD は、これらをさらに推し進め、HTML5 に留まらず様々なプラットフォームやサービスをクロスさせ、新しい IP の楽しみ方をファンの皆様へ提供することで、これまでのプラットフォームベースから IP ベースへと総合エンターテイメント構築をより加速させていきたいと考えております。
なお、ブラウザゲームプラットフォーム「enza」は引き続きサービス継続され、完全子会社化後も、タイトルやプラットフォームの企画・開発・運営等のドリコム社とのパートナシップは変わらず維持・強化してまいります。
バンダイナムコエンターテインメントは世界中のお客様が笑顔でいられるような「アソビきれない毎日を。」の実現を目指しております。
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ドリコム<3793>の内藤裕紀社長は、この日の決算説明会で、49%出資していたBXD全株式のバンダイナムコエンターテインメントへの売却の経緯を明かした。バンダイナムコの展開するIPを中心にしたコミュニティプラットフォームとして「enza」を位置づけていく中、バンダイナムコグループ主導で運営していくため、バンダイナムコエンターテインメントから保有株式を買い取りたいとオファーがあり、承諾することになったと明かした。
「これはあくまで個人的な推測」と前置きしながら、これまでのHTML5のオンラインゲームに加えて、様々なサービスやIPベースにした総合的なコミュニティを展開していくとなると、合弁会社が運営する形では、特に情報などの取り扱いで難しい部分が出てくるため、バンダイナムコエンターテインメント単独で株式を保有することが望ましいと判断したのではないか、と語った。
なお、株式の売却予定日は3月末で、売却金額はまだ確定していないが、2020年3月期の業績にオンしてくることになる。それ以外の収益への影響は、営業外損益に計上されていた持分法投資損益が来期(2021年3月期)から計上されなくなる。ただ、enzaのタイトルやプラットフォームの企画・開発・運営にはパートナーとして引き続き深く関与していく予定で、enza向けのサービス売上やレベニューシェアなどが計上されていく見通しだ。
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