2023 10/16 9:44 - Posted in ニュース
岐阜県関市広見が、全国からひそかに注目を集めている。東海環状自動車道の「関広見インターチェンジ(IC)」と、アイドル育成ゲーム「アイドルマスター」のキャラクター「関裕美」が、同じ読み方の「せきひろみ」とあって、ゲームファンの間で「聖地」と呼ばれている。地元の祭りには全国からファンが駆け付け、関広見ICの関連商品もすぐに売り切れる人気ぶりだ。
今年8月下旬、広見公民センターで開催された関広見まつり。キッチンカーや屋台が並ぶ会場には地元住民とともに、北海道や大分、富山、千葉、京都などから40人ほどのファンが集まった。
「読み方が『せきひろみ』そのもの。ゲーム仲間では盛り上がっていた」と、参加した20代会社員男性は笑顔を見せる。会場近くには牛乳瓶で描かれた「ヒロミ」の文字がライトアップされ、ファンがスマートフォンで撮影していた。
ライトアップは、周辺に目立った観光施設がない関広見ICを盛り上げようと、関牛乳や協同印刷などが中心となって2020年夏に始まった。IC周辺には19年ごろからファンが訪れるようになり、ファンが近隣のコンビニで販売された「関広見」と書かれた牛乳パックを交流サイト(SNS)で発信するなど、徐々に知名度が上がっていた。
祭りを主催した「関広見ICを応援する会」の吉田宰志代表(関牛乳顧問)は「普通の夏祭りだが、ここに全国から人が来てくれた。広見が活性化するきっかけになればうれしい」と話した。
https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/300837