佐藤和也 (GameSpot Japan)
■編集後記
今回の編集部通信はちょっと前倒しとなりましたが、前にも書いたように3月31日付けをもってGameSpot Japanの担当から離れることとなりました。
「始まりがあれば終わりがあるように、出会いがあれば別れがあるものです」とは初代「ときめきメモリアル」のプロローグにある藤崎詩織のセリフです。
自分がこの手の仕事を始めたきっかけやメインだったのが「ときめきメモリアル」で、
そのときのことは「ときめきメモリアル4」インプレッション記事にも少しだけ触れているのですが、
よもやここにきてナンバリング続編が出るとは思っていなかったです。
また、「ときめき」といえばラジオなのですが、「ときめきメモリアル4」としてのラジオもあって、あんなにたくさん取材することになろうとも思っていませんでした。
さらに言ってしまうと、当時の仕事で何度か会ったことのある上記のセリフの中の方に、十数年ぶりにお会いするとも思ってませんでした。
…それを言ってしまえば、同じ時期から仕事を始めたぐらいのプロモーション担当の方も、まさか十年ぶりぐらいに会えるとも思ってもみなかったです。
そして「アイドルマスター」は…情報開示時から興味を持っててロケテストから遊んでて、
そのときの雰囲気を気に入ってからずっと遊んでいたタイトルだっただけに、外側とはいえよもや仕事として関わることになろうとは思ってもみませんでした。
「アイドルマスターSP」の情報展開が本格的に始まったころからで、CD関連やイベントの取材も多かったことから、
ずっといつも何かやっているような気分でしたけど、もとから愛着のあるタイトルだったのでとても楽しかったです。
振り返りの連載企画は2回で終わってしまったのが心残りでしたけど、いろんなことをやれたと思います。
アーケード版からのプレイヤーでしたから、オフライン化を取材できたのも思い出ですし、恒例となった周年記念ライブも取材するという立場になって…。
それで地方まで行ったかと思えば帯広のばんえい競馬まで行き…全部自費でしたけど(笑)。
それによもや双海亜美・真美好きまで公言して記事作りをすることになろうとは思ってもみませんでした。
本当に初期の頃は人気がなくて不遇だったんです。だから応援したいなという気持ちはありましたし、
私的なことではいろいろとしていたこともあったのですが、まさか公の場でそのようなことをするとも思っていなかったですし、
記事として受け入れていただいた方が多かったのが嬉しかったです。
この3年半でいくと、PSPからDS、「2」とあってテレビアニメとあって、
ゲームありきからコンテンツとしての「アイドルマスター」へ切り替わった時期でもあって加速度的に知名度が向上して…と、それを見届けられたのがなんだか感慨深いです。
よく「ブレが無い」と言われましたけど、別に信念があるわけではなく、ただ単に好きなものが好きなだけです。
そして何よりもゲームが好きですし、そこから派生するコンテンツも好きです。
好きだからこそ形はどうあれ今後も盛り上げていく助力ができたらと思います。
そして好きなものに囲まれたこの3年半は、遅れてきた青春時代のような日々でした。本当にありがとうございました。
では、またどこかで。
http://japan.gamespot.com/news/35015722/
さとうかずや @310kazuya
ゲーム情報サイト「GameSpot Japan」元編集長。いまはただの「ドリームクラブ」セッちゃん大好き「アイドルマスター」の亜美真美大好きなひと。
https://twitter.com/#!/310kazuya
「セッちゃん好きすぎる」「ブレが無い」と言われた3年間–今だから話せる「ドリームクラブ」シリーズの記事を振り返ってみました