いよいよ今週金曜,2011年11月11日に,ソニーの新型ヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」が発売になる。8月末日の発表後,即座に注文し,首を長くして待っていたという読者は少なくないだろうし,使い勝手次第では入手したいと考えている読者もかなりいるのではないだろうか(※さまざまな話を総合すると,初回出荷分を今から購入するのはなかなか難しそうだが)。
5万円台後半という普及価格帯の実勢価格でありながら1280×720ドットのHD解像度に対応し,HDMI 1.4a準拠で接続機器をあまり選ばず,さらに有機ELパネルによる3D立体視に対応しているのだから,スペック面の持つインパクトは計り知れない。
さて,テストである。
今回は,限られたテスト時間のなかで,できる限り多くのゲームジャンルを試すべく,まず本稿の筆者2名(aueki&佐々山薫郁)が基礎評価を行ったうえで,4Gamerスタッフがそれぞれ,自分の得意ジャンル(もしくは興味を持っているジャンル)のタイトルでHMZ-T1を使い,そのインプレッションをまとめることにした。そして,各自のインプレッションそのものは本稿の最後に示しつつ,本段落では総合評価を述べることにしたい。
アイドルマスター2(バンダイナムコゲームス)
(Xbox 360+純正コントローラ,テスター:松本隆一)
最近老眼が進み,遠くの物も近くの物も見えにくくなっている私は,いろいろ不便でしょうがない。具体的には,アイドルマスター2のレッスンやオーディション,フェスが始まると,それまでいた場所から移動して,テレビ画面にうんと近づき,正座しながらコントローラを操作することになる。
普段はしないので,正座するとたまに足がつり,しかしフルチューン達成寸前なのでテレビ画面から目が離せず,あわてて中腰になり屈伸運動しながらボタンを押すわけで,そんなときに限ってテレビ台のヘリに足の小指をぶつけて悶絶したりすることになる。春香,キミは知らなくていいけど,おじさんはキミ達の笑顔を見るため,こんなに苦労しているんだ。ああ,ゴロゴロしたままアイマスがプレイできないかなと願っていたときに登場したのが,HMZ-T1というわけである。まるで,たった今作った話のようにいい流れだが,ほんとなんですよ,ほ・ん・と。オレの目を見てくれ。
http://www.4gamer.net/games/038/G003884/20111105002/
SONY 3D対応ヘッドマウントディスプレイ HMZ-T1 |
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